近年、様々なシーンで利用されるようになったトートバッグ。軽くて持ち運びやすく、普段使いからビジネスシーンまで幅広く活躍してくれる便利なアイテムです。しかし、いざトートバッグを選ぼうと思っても、素材やサイズ、デザインなど種類が豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、用途に合わせたトートバッグの選び方や、オリジナルのトートバッグを作る際のコツなどを詳しく解説していきます。
トートバッグとは?
トートバッグとは、英語で「carry」を意味する「tote」から名付けられた、持ち手が2つ付いた手提げバッグのことです。
その特徴は、開口部が広く、物の出し入れがしやすい点にあります。
シンプルな構造で、マチが広く、収納力が高いのも特徴です。
トートバッグの歴史
トートバッグの起源は、1940年代のアメリカに遡ります。 当時、氷の塊を運ぶための丈夫なキャンバス地のバッグが「ice bag」と呼ばれており、これがトートバッグの原型と言われています。
その後、1950年代にアメリカのアウトドアブランド「L.L.Bean」が「ボート・アンド・トート・バッグ」を発売したことで、トートバッグは広く普及しました。
日本では、1980年代に「キャンバストート」として流行し、現在では様々な素材やデザインのトートバッグが登場しています。
トートバッグの素材と種類
トートバッグには、様々な素材が使われています。主な素材としては、以下のようなものがあります。
コットンキャンバス
綿糸を平織りにした厚手の生地で、丈夫で耐久性が高いのが特徴です。 シワになりにくく、普段使いに最適です。 カジュアルな印象で、どんな服装にも合わせやすいのも魅力です。 また、特殊なPUコーティングが施されたキャンバス地は、耐摩耗性・耐光性・耐水性に優れており、より耐久性が高くなっています。
レザー
レザー製のトートバッグは、高級感があり、フォーマルな場にも馴染みます。 また、使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめるのも魅力です。 本革は耐久性が高いですが、水に弱く、お手入れが必要です。 重量があるのもデメリットです。 一方、ヴィーガンレザーは、動物性レザーよりも軽量で、水や傷に強いというメリットがあります。
ナイロン
ナイロンは、軽量で耐久性が高く、撥水性にも優れています。 汚れや水に強く、お手入れが簡単です。 小さく折りたたむことができるので、持ち運びにも便利です。
その他の素材
上記の他に、ポリエステル、デニム、不織布など、様々な素材が使われています。 ポリエステルは、ナイロンと同様に軽量で耐久性があり、シワになりにくいのが特徴です。 デニムは、丈夫で経年変化を楽しめる素材です。 不織布は、ポリプロピレン製のものが多く、軽量で水に強いのが特徴です。
トートバッグの用途
トートバッグは、その使い勝手の良さから、様々な用途で利用されています。
日常使いのトートバッグ
通勤・通学用
A4ファイルやPC、教科書など、通勤・通学に必要な荷物を収納できる、大きめのサイズのトートバッグが便利です。 丈夫なキャンバス地やナイロン製のものがおすすめです。
ショッピング用
買い物で荷物が増えても安心な、マチが広いトートバッグを選びましょう。 軽量でコンパクトに折りたためるものが便利です。 汚れにくいナイロンやポリエステル素材がおすすめです。
レジャー用
レジャーやアウトドアには、撥水性のある素材のトートバッグがおすすめです。 ナイロンやポリエステル製のものが良いでしょう。 丈夫なキャンバス地やデニム製のトートバッグも、レジャーシーンに活躍します。 大きめのサイズを選んで、レジャーシートやタオルなども収納できるようにしておくと便利です。
ビジネス用のトートバッグ
PC収納用
PCを持ち歩くことが多いビジネスパーソンには、PC専用の収納スペースが付いたトートバッグがおすすめです。 クッション性のある素材で、PCを衝撃から守ってくれるものが良いでしょう。
書類収納用
書類やファイルなどを持ち歩くことが多い場合は、A4ファイルやクリアファイルが収納できるサイズのトートバッグを選びましょう。 仕切りやポケットが付いていると、書類を整理しやすくて便利です。
エコバッグとしてのトートバッグ
レジ袋の有料化に伴い、エコバッグとしてトートバッグを利用する人が増えています。 コンパクトに折りたためるものや、保冷機能が付いたものが便利です。
オリジナルグッズとしてのトートバッグ
ノベルティ
企業やお店のノベルティとして、オリジナルトートバッグを制作するケースが増えています。 自社のロゴやメッセージを入れたトートバッグは、顧客に喜ばれるだけでなく、ブランドイメージの向上にも繋がります。
販促品
展示会やイベントなどで、オリジナルトートバッグを販促品として配布するのも効果的です。 参加者に自社の商品やサービスをアピールすることができます。
企業のユニフォーム
従業員のユニフォームとして、オリジナルトートバッグを採用する企業もあります。 統一感のあるトートバッグを着用することで、企業の一体感を醸成することができます。
オリジナルトートバッグのメリット
オリジナルトートバッグを制作するメリットは、様々なものがあります。
ブランドイメージの向上
自社のロゴやメッセージを入れたオリジナルトートバッグは、顧客にブランドを印象付ける効果があります。 また、顧客がオリジナルトートバッグを使うことで、周囲の人にもブランドをアピールすることができます。
ノベルティや販促品としての活用
オリジナルトートバッグは、ノベルティや販促品として効果的に活用することができます。 実用的なアイテムなので、顧客に喜ばれるだけでなく、長く使ってもらうことで、ブランドの認知度向上にも繋がります。
企業のCSR活動の一環
環境に配慮した素材を使ったオリジナルトートバッグを制作することで、企業のCSR活動としてアピールすることができます。
社員への福利厚生
オリジナルトートバッグを社員に配布することで、福利厚生の一環として活用することができます。 社員に喜ばれるだけでなく、帰属意識を高める効果も期待できます。
オリジナルトートバッグの制作方法
オリジナルトートバッグを制作する際には、以下のポイントを考慮しましょう。
デザインのポイント
シンプルなデザイン
ロゴやメッセージなどをシンプルに配置することで、洗練された印象のトートバッグに仕上がります。
ロゴやイラストの活用
自社のロゴやイメージキャラクターなどのイラストを効果的に活用することで、ブランドイメージをアピールすることができます。
カラーコーディネート
トートバッグの色とロゴやイラストの色を合わせることで、統一感のあるデザインに仕上がります。
素材選びのポイント
素材の耐久性
用途に合わせて、耐久性の高い素材を選びましょう。 毎日使うものなら、キャンバス地やレザーなど、丈夫な素材がおすすめです。
素材の質感
素材の質感も重要な要素です。 高級感のあるレザー、カジュアルなキャンバス地、スポーティーなナイロンなど、ブランドイメージに合った素材を選びましょう。
素材の価格
素材によって価格が大きく異なります。 予算に合わせて、適切な素材を選びましょう。 不織布は比較的安価で、大量生産に向いています。
印刷方法の選択
シルクスクリーン印刷
メッシュ状の版にインクを落として印刷する方法です。 シンプルなデザイン、大量生産に向いている。高品質で耐久性が高い。 色数の制限あり。 単色で、シンプルなデザインのものを大量に印刷する場合に適しています。
転写印刷
転写シートに印刷し、熱で圧着する方法です。 発色が良く、鮮やか。綿、ポリエステル、ナイロンなど幅広い素材に対応。 金・銀・蛍光色などの特殊な色は不可。 多様な素材に対応しており、鮮やかな発色を求める場合に適しています。
デジタル印刷
インクを吹き付けて印刷する方法です。 写真やグラデーションの再現性が高い。迅速で柔軟性がある。 使用できる素材に制限あり。 写真やグラデーションなど、複雑なデザインを印刷する場合に適しています。
制作会社選びのポイント
制作実績
実績豊富な会社は、様々なノウハウや経験を持っています。 過去の制作事例などを参考に、信頼できる会社を選びましょう。
納期
必要な納期に対応してくれるか確認しましょう。 特に、イベントやキャンペーンなどで使用する場合は、余裕を持って発注することが大切です。
価格
料金体系が明確で、予算に合った価格で制作してくれる会社を選びましょう。 見積もりを複数社から取り寄せ、比較検討することをおすすめします。
オリジナルトートバッグの制作事例
ラクスル
ラクスルのオリジナルトートバッグ
ラクスルは、印刷やノベルティグッズのオンライン通販サイトです。 様々な素材やサイズのトートバッグを取り扱っており、小ロットから大ロットまで対応しています。 シルクスクリーン印刷や熱転写プリントなど、様々な印刷方法を選ぶことができます。
ラクスルのオリジナルトートバッグは、こちらから注文できます。
ME-Q
ME-Qは、オリジナルグッズ制作の専門会社です。 高品質なオリジナルトートバッグを、低価格で制作することができます。 1個からの注文も可能で、デザインツールも充実しているので、初めての方でも簡単にオリジナルトートバッグを作ることができます。
ME-Qのオリジナルトートバッグは、こちらから注文できます。
ME-Qのオリジナルトートバッグ
まとめ
今回は、トートバッグの種類や用途、オリジナル制作のコツなどを解説しました。
トートバッグは、素材やサイズ、デザインなど、様々な種類があります。用途に合わせて、適切なものを選びましょう。
オリジナルのトートバッグを作る場合は、デザイン、素材、印刷方法などを深く検討することが大切です。
今回の情報を参考に、用途や好みに合った、最適なトートバッグを見つけてください。